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イギリスの運河の取材をはじめて5年になる。運河沿いの小道「トゥパス」を歩くカナル・ウォーキング、そしてナローボート(イギリス独特の細長いボート)を借りてのクルーズは、何度やっても飽きないものだ。
イギリスを見ながら日本の水路に目を移すと、そこには「連続性」が欠けている。都心の掘割はビルで囲まれ、川沿いの道も、行く手が閉ざされればやむなく車道に回ることになる。一方、川の利用をすすめようという運動もあるが、そのほとんどは「観光」であったり「川遊び」だったりする。それを否定するわけではないが、人々の日
常生活とは一線を引いたところにあるようだ。
イギリスの運河はお世辞にもきれいではない。しかし、トゥパスは通勤路でもあり、 運河沿いのパブには周辺住民も観光客も集まってくる。水辺との連続性が生活の中にあるのである。
2002年11月

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