川の上で過ごした青春の日々。 沢山のものをくれた「カヌー」に 今もお返しを続けている 有村さんからのお便りです。
東京の川といえば、どの川を思い出します? きっと東京の人なら荒川、多摩川の名前が出てくるのでは? 中でも多摩川は私には身近な、思い出深い川でもあるのです。 学生時代、私はカヌーというスポーツに汗を流し、毎日多摩川で部の仲間達と大きな大会で上位 を狙う為、練習ばかりしていました。練習場所は丸子橋より下流で、カニ、鮒、ザリガニ、コイ、カメ、なんとアユまで。この他たくさんの生物がいるんです。 特にカメは、川の中央に流木があり、天気のいい日にはその枝の上で何匹か一列になって甲羅干していたり、岸ではたくさんのカニがえさを求めてチョコチョコ歩いてたり、サギが魚をとってたりと東京とは思えないのんびりした場所でカヌーの練習をしていました。 いつも土手ではたくさんの人が思い思いに楽しんでますが、川の中にいるのは私たちカヌー部の特権でした。川の上と土手では景色がまるで違います。是非、大勢の人にあの景色を見てもらいたい。何かいいもの見つかるかも!
2003年5月
ありむら まいこ 有村 真衣子 さん ニックネーム マイ 所属団体 東京都カヌー協会 日本体育大学カヌー部アシスタントコーチ
東京生まれの東京育ち。日本体育大学に入学後、カヌーを始め、東京代表として国体に出場した経験を持つ。いつも明るいムードメーカーで後輩たちの信頼も厚かった。
社会人となった今も、大学カヌー部のアシスタントコーチ、東京都カヌー協会のスタッフという立場にあり、休日を返上してカヌーライフを送っている。 ●日本体育大学