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●涸沼で採れるのはヤマトシジミ
ヤマトシジミは水温23度、塩分0.7%以上でないと産卵しない。涸沼は単位
面積当たり 日本一の漁獲量を誇る。腰が高くて色はカラスの濡れ羽色。淡水だとお尻が白くなり、下が砂利だと貝の色がアカっぽくなるとか。同じ涸沼産でも、河床の状態や流れの強弱で味や持ちが違うので、採った場所で値が変わるのだそうだ。

●戦後生まれたシジミの需要
二束三文だったシジミに価値が出たのは戦後のこと。健康食ブームなどで需要が確立したのはごく最近だ。漁場の水質汚染や埋め立てなどで、国内漁獲量
は1970年代の3 割に激減し、今や輸入シジミが国産を上回る。涸沼はじめ宍道湖、十三湖産は市民の食卓からほど遠くなるばかり。

●涸沼人のヤマトシジミ自慢
カルシウムや鉄などのミネラル成分を含み、骨粗鬆症予防や貧血の改善にも効果
があるといわれるシジミ。「肝臓が悪い人なんてここにはいないの」「ふっくらシコシコ歯ごたえがあってとにかく旨い」「食べれば元気が出て、お肌もつやつや!」「おとうさんがかいたのが一番」みんな信念がある。

●シジミが水質浄化をになう!
湖沼の生きものの食物連鎖を支えているのが植物プランクトン。これが異常繁殖するとアオコなどが発生し透明度が下がってしまう。ヤマトシジミはプランクトンを餌として水と共にろ過摂食すると同時に、プランクトンを増殖させる栄養塩(窒素やリン)も取り込んくれる。シジミの体内を流れる水量
はシジミ1gに対し一時間で約 0.2リットルといわれ、宍道湖にたとえると全湖水を約3日間でろ過してしまうのだそうだ。 |