水の都・広島の水辺


全国に先駆けた景観設計

 

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下流域にかかった太田川は、6本の川に分かれ瀬戸内海にそそぐ。そのデルタ都市である「水の都・ひろしま」は、中心部のほとんどが広島湾の干拓や埋め立てによって発展したため、標高が満潮位 よりも低い土地の割合が高い上、地形的にも、高潮の起きやすい瀬戸内海の影響を受けやすく、水害に悩まされ、洪水との闘いの歴史を重ねて来た。
国土交通省太田川工事事務所や広島県では、広島の「水の都整備構想」(右下説明)に基づき、新しい高潮防止の堤防を、平常時は川に親しむための遊歩道や緑地として生かす、「魅力ある水辺づくり・川づくり」を推進、これを「新・水の都整備構想」に受け継いで、地域住民の声を取り入れながら「一日一回は川を見よう」を目標に、事業を進めている。
事業に関して、国土交通省太田川工事事務所長栗城稔氏が建設グラフ(2001年6月号)に寄せた寄稿全文はここをクリック。

 

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「水の都整備構想」

古くから「水の都」として親しまれてきた広島市も、時代の進展とともにその資質が失われつつあります。広島デルタ市街地のまちづくりに関して、太田川の水辺空間を優れた環境資源として、魅力的にデザインし、市民生活の中で活用して行くことは、21世紀に向けての広島の都市づくりの重要な課題となっています。
 本構想は、建設省(現 国土交通省)、広島県及び広島市の三者が協力して、平成2年に策定したもので、今後の水辺空間の魅力化の実現に向けての整備方向を6つのテーマ(水辺をつなぐ、水辺で遊ぶ、水辺に文化を、水辺に住み・働く、水辺をつくる、水辺を美しく)についてその整備内容を提案したものです。


詳しくは、国土交通 省太田川工事事務所ホームページ

 

 

 

川風も心地よく
「旧太田川(本川)基町環境護岸 ポプラとツタのアーチ」

ひろしまの中心部にあって、川風も心地良く豊かな自然を満喫できる憩いの場として、広く市民に親しまれている。この護岸は、戦後スラム化していた旧太田川沿いを平和記念公園として整備する都市計画のもと、相生橋から上流の工事が行われ、昭和58年に完成した。その後、相生橋の下に遊歩道がつくられる等下流側の整備も進められている。公園等と一体となった景観デザインは、親水護岸の嘴矢とされ、大学の「都市計画」講義が必ずふれる我が国の先進事例だ。

基町護岸の緑地は約2.4ヘクタール。休日には親子連れなどでにぎわう芝生広場には、1967年の基町大火を生き抜いた、高さ約20メートルのポプラがぽつんと立つっている。写真堤防の樹木は護岸を弱くするが、歴史の生き証人として残されたという。

平和記念公園では、ツタのアーチが石組み護岸を緑にふち取り、観光客の目を楽しませる。元安橋から下流は、木々とベンチが並ぶ散歩道。くつろぐ人々の姿が絶えない。

・花見の季節には、平和公園元安川周辺がおすすめ。
・子どもの水遊びや自然観察には安佐南区古川河岸が良さそう。

 

これぞ親水空間
「元安(もとやす)川のテラス」

写真平和記念公園と原爆ドームの間を流れる元安川両岸には階段状の親水護岸が続き、春や盛夏には多くの市民が川辺に遊ぶ。公園側の河岸は、毎年8月6日に市民による「とうろう流し」が行われるなど平和を願う特別 の場所でもある。

水に触れ、水辺での催しの場としても活用出来るようにと、幅3〜5mのテラスが作られている。川辺を全てコンクリート舗装するのではなく、干潮時にも安全に水辺にアプローチが出来るよう配慮された階段やスロープは砂地へと延び、水に触れることの出来る位 置まで導いてくれる。

 


 

 

浸水空間の活用

 

 

 

カフェ&ギャラリーの詳細

場所:平和記念公園の元安川(もとやすがわ)左岸リバークルーズ発着場
期間:毎年9月〜11月まで、期間限定
 ギャラリーは土日祝日に開催
 カフェは月曜日を除く毎日

カフェテラスは元安橋のたもとに約60席を用意。八角形の売店でコーヒーやジュース、ホットドッグなどを販売しており、セルフサービスとなっています。

問い合せ:元安川河岸緑地有効活用実行委員会事務局      
〒730-0811 広島市中区中島町1-1 
広島市観光協会内      
TEL 082-247-6738  
FAX 082-247-6917
※参加申込書は区役所に置かれる

 

 

リバーサイドでのんびりブレイク
「パラソルギャラリー&オープンカフェ」

広島市がアーティストたちに呼びかけて始めた、パリのモンマルトルをイメージした アートギャラリーフェスティバル。元安川、原爆ドームのほとり元安橋のたもとで行われる。 緑・青・白色、直径2.5M、高さ2.5Mの大きなパラソルが立てられ、ジャンル問わず、写 真、絵画、焼き物などが自作品を原則に、アーティストたちによって展示、販売される。 オープンカフェも人気。

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水辺のインスタレーション
「ピースフラワーブリッジ」

写真「あやまちは繰り返しません。」戦後半世紀を経て、原爆慰霊碑に刻まれたこの言葉を守り続けるヒロシマ。2001年8月1日からの10日間、市民や世界中の人々からの「100万人の10円献花」を基金に、川岸から対岸まで張った釣糸に結ばれた数え切れないほどのリボンが太田川上空を彩 った。

「地球という大きさの視点から、ヒロシマにかせられた歴史的・世界的義務はより明確」と、この希望と祈りの架け橋「ピースフラワーブリッジ」は、未来に向って発信し続けることを誓ったあかし、20世紀に払われたあらゆる犠牲に対するレクイエム(慰霊)であった。

 
※2002年には、広島芸術専門学校内の「ホワイトプロジェクト」によるあたらしい企画が検討されています。詳しいことは下記に問合せください。
広島芸術専門学校 企画室
  TEL 082-506-3061 FAX 082-506-3062
  e-mail:pfb@art-hiroshima.com

 

 

 

みんなで奏でる
「地球ハーモニー」

原爆ドーム対岸、元安川親水テラスの特設ステージで、8月5日行われる交流・コンサート。「ヒロシマの小さなさざ波が、川を下り海を渡り、世界中の心に届くように」。'98年の南アフリカの子ども達を日本に招待してのコンサートが第一回目。多くのミュージシャンの共感を得、各国からゲストを向かえて熱く盛りあがる。コンサートで使われる二台のピアノは、それぞれ呉と広島で戦争をくぐり抜け、60年余を経てよみがえったもの。 写真

 

この水辺からはじめよう
「地球ハーモニー」からのメッセージ


「今年も世界は8月6日を迎えます。
さまざまな思いを持った人々がHIROSHIMAを 平和公園を訪れるでしょう。わたしたちはここで 楽しい音楽とおしゃべりのひとときをもちたいと思っています。
ひとりひとりが生きているのって楽しいと思う気持ちが元気のある楽しいまちを 国を 世界をつくる最初の一歩だと思うから。
楽しいという気持ちを誰かに伝えていくことが つぎの一歩だと思うから。
一歩一歩つながって地球全部をつないだら・・・ ひとりひとりはもっと元気にもっと楽しくなるでしょう。 8月6日の前夜、原爆ドームの対岸の元安川親水テラスで小さな音楽会を開催します。」

問合せ先:地球ハーモニー実行委員会
 TEL 082-221-8505 FAX 082-221-6009 
 〒730-0015 広島市中区橋本町7-14 中国・地域づくり交流会
日時:8月5日(日)18:00〜21:30
場所:原爆ドーム対岸 元安川親水テラス
http://www.c-haus.or.jp/CAME/harmony/

 

 

  

写真提供: 国土交通省太田川工事事務所/中国・地域づくり交流会


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